福岡育児院/密室化した児童養護施設
福岡市東区の福岡育児院から中高生6人が脱走し、福岡市の児童相談所に助けを求めた問題で、市の審査委員会は虐待の事実を認めた。これに対し同育児院の施設庁である寺田正義氏は否定している。それでいながら事態の収拾を図るべく引責辞任するようだ。
問題が起きた後でもこの施設には多くの少年・少女が入所している。彼らの心中を察すると胸が痛くなってくる。密室化した児童養護施設で繰り返されていたであろう虐待。何よりもまずこの施設にいる子供達を救うのが先決なのではないだろうか。
以下はYahoo!ニュースより
「育児院が体罰」認定 6人脱走問題 福岡市審査委 事実隠す体質指摘
福岡市東区の児童養護施設・福岡育児院で昨年8‐9月、中高生6人が施設を脱走、市の児童相談所に保護を求めた問題で、市の第三者審査委員会は1日、施設側の日常的な体罰と暴言による「虐待」、外出禁止や隔離生活による「懲戒権の乱用」を事実として認定。施設の「事実を隠す体質」「管理運営の問題」も指摘し、吉田宏市長に適切な対応や処分を求める報告書を提出した。
同委員会は高橋重宏・東洋大社会学部長を委員長に弁護士ら5人で構成。問題発覚後の10月から入所児童や職員らも含め聞き取り調査を実施。施設を監督する市は同育児院に指導、改善勧告など行政処分を出す方針。
報告書は昨年5月と8月の2件の体罰を認定。部屋の掃除をしていないなどを理由に、職員が部屋や食堂で生徒に殴るけるなどの暴行を加え、空き缶などを投げ付けたとした。「これ以外にも複数の職員が体罰を行っている」と日常的な体罰を認定。「院を出て行け」との暴言も含め、児童福祉法上の「虐待」に抵触するとした。
また、規則違反した子への1カ月の外出禁止や別室での隔離生活、ほかの子への連帯責任としての罰が、児童福祉法上の「懲戒権の乱用禁止」に抵触すると指摘。持ち物検査や集会での罰決め、子ども同士の暴力の放置も「不適切」とした。
同育児院は体罰自体を否定している。しかし報告書は、子どもたちの証言は具体的かつ詳細で、体罰を目撃した子どもの証言も大筋で一致したとしたほか、育児院の指導員日誌には職員の不適切な対応が多数記録されていたという。
同育児院では1995年と2004年にも職員による体罰問題が発生。01年には当時の理事長による運営費流用事件も起こっており、報告書は育児院や理事会の管理運営上の「自浄能力」が欠けていると指摘。「発覚当初、育児院は体罰を認めるような報告を市にしていたが、今は事実を隠す行為に及んでいる」と厳しく批判した。
同育児院の寺田正義施設長(70)は西日本新聞の取材に「主張が全く受け入れられず認定内容は論外。だが事態を収束させるため週明けに辞意を表明したい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000014-nnp-l40
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- [2008/02/02 17:34]
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